10年前のノートパソコンに軽量Linux(LxPup)をクリーンインストール〜設定まで
動機
「自分専用のノートパソコンが欲しい。でも新しく買うのは・・・。」
と思っていたところ家に10年以上前のSOTECのPC(WH2320C4B)がホコリかぶっているのを思い出しました。
と言うことで、CPUパワーなどは一切期待できないので
軽量Linuxを入れることにしました。
軽量なPuppyLinuxを軽量デスクトップ環境のLXDEを組み合わせたLxPupなるOSがあるらしいではないですか!
「そうだLxPupを入れよう」
以下手順です。
環境
マシンスペックは下記。
CPU | メモリ | HDD |
---|---|---|
CeleronM 320 1.3GHz | 1GB | 40GB |
手順
調べたところ、私のノートPCは非PAEのLxPupしかインストールできないっぽいので
LxPupTahr15.12を入れます。
- LxPupTahrのISOイメージをDVD-Rに焼く
LxPup - Puppy Linux + LXDE 日本語情報トップページ - OSDNにアクセスして
「ダウンロードファイル一覧」→「LxPup15.12」→「LxPupTahr-15.12.1-nopae.iso」
ISOをダウンロードしたら、どうにかしてDVD-Rに焼いてください。 - LxPupをインストールする
基本的にPuppy Linuxのインストール方法の「Puppy LinuxのライブCDでの起動」からやればクリーンインストールできます。
ここのページはpuppylinuxの日本語版の入れ方を説明していますが、lxpupも同じです。
この時点でLxPupは英語ですが、同じです。
違うのはLxPupTahr15.12にはFrugalインストーラがないのでUniversal installerで手順を進めることです。
また私の場合、Frugal installではなくfull installを選択しました。 - ネット接続、LxPupTahrの日本語化
- wifi-usbアダプタ入手
10年前のノートPCなのでwifiはついておりません。
この際、wifi-usbアダプタを使ってwifi対応にしちゃいましょう。
puppylinux パピーリナックス無線LANのバージョン別アダプタ対応表を作ってみました。|極楽はぜのブログ
に対応表があります。LxpupTahrは「Tahr6.05」を見ましょう。
私の場合は
BUFFALO Air Station NFINITI 11n/g/b USB用 無線子機 WLI-UC-GN
- 出版社/メーカー: バッファロー
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を購入しました。 - ネットに接続
LxPupの左下のメニューからset up→internet connection wizard を開きます。
あとはLxPupのインストールからインターネット接続のまとめ : Windowsはもういらない
の2にわかりやすく図解されています。
ちなみにwifiがステルスだとfrisbeeからでは見えないので一旦ステルス解除してください。
つながった後であればステルスにしても繋がります。 - LxPupTahrの日本語化
ついに見づらかった英語を日本語にします。と言っても一部英語は残りますが。
LxPupのインストールからインターネット接続のまとめ : Windowsはもういらないの7にわかりやすくのってます。
時刻やキーボードの設定も忘れずに行いましょう。
- wifi-usbアダプタ入手
- tarpup の更新を確認する
- quickpetを開く
LxPupの左下のメニューからセットアップ→Puppyパッケージマネージャー[quickpet]
をひらきます。 - tahrpup updates クリック
更新すべきものがあったら更新しましょう。
- quickpetを開く
- Palemoonの日本語化
- Palemoonをバージョンアップ
LxPupTahr15.12に標準で入っているPalemoonは古いのでバージョンを最新にしましょう。
LxPupの左下のメニューからインターネット→Palemoon updater を開きます。
update palemoon
を選択。 - 日本語化
下記にわかりやすく書いてるので参照。
【PaleMoon】英語表記を日本語化してわかりやすくしよう! | INOKOU's WEBSITE
- Palemoonをバージョンアップ
結果
10年前のノーパソにLxPupを入れましたが、非常に軽快で満足しています。
youtubeなんかも普通に見れますし(画質はそれなり)。
ブログの更新やネットサーフィンくらいなら全然使えます。
本当はSurfaceがほしい!!
bitbucketのテーマを黒くする方法
動機
10年以上前のSOTECのPC(WH2320C4B)にpuppyLinuxという軽量のOSを入れて使ってます。
主にネットサーフィンとBitbucketのwikiに書き込んだりするときに使用。
ところがディスプレイとOSの相性が悪いのかどう設定しても白が明るすぎる!!
白が眩しすぎて「目が~~」になります。
しかも、長時間見つづけることの多いBitBucketは白基調のデザイン。
正直しんどくなったので、黒に変えます。
ネットを調べたら簡単そうです。
以下手順です。
手順
- https://userstyles.org/styles/browse/bitbucketにアクセス。
- 「bitbucket.org -- Dark Theme」をクリック。
- stylishをクリックしてPalemoon用のstylishというプラグインインストール
- インストールクリック
- 今すぐ再起動クリック
- 再起動後、再度「bitbucket.org -- Dark Theme」のページを開く
- install with stylish クリック
- インストールクリック
出来上がり
出来上がりはBitbucketにアクセスして確認してください。
下記のような黒を基調とした画面になっていればOKです。
Ubuntu 14.04のPC(CE70H7)の描画速度を速くする手順
LXDE でも描画系が遅くて気になったのでちょっと速くしてみました。
いくら10年前のPC(CE70H7)でもwindows xp 時代は普通にネットで動画が見れていた気がします。
それが今ではカクカク状態。
「よし、グラフィックドライバーを変えてみよう」
と思い立ったわけです。
環境は下記です。
項目 | 内容 |
---|---|
PC | CE70H7 |
OS | Ubuntu 14.04 LTS日本語 Remix(32bit版) |
デスクトップ環境 | LXDE |
- グラフィックインストーラーをダウンロード
今まで発表した主な製品(FMV-DESKPOWERシリーズ CEシリーズ) 仕様一覧 - AzbyClub サポート : 富士通で調べるとCE70H7は「インテル社製 865GV」らしいので
Intel Graphics Installer for Linux* 1.2.1 | 01.org
から「Graphics Installer 1.2.1 for Ubuntu* 15.10, 32-bit」をダウンロードする。 - グラフィックインストーラーをインストールする前に署名キーの追加
下記2つをターミナルで実行wget --no-check-certificate https://download.01.org/gfx/RPM-GPG-KEY-ilg-2 -O - | sudo apt-key add -
wget --no-check-certificate https://download.01.org/gfx/RPM-GPG-KEY-ilg -O - | sudo apt-key add - - グラフィックインストーラーをインストール
ダウンロードした「intel-linux-graphics-installer_1.2.1-0intel2_i386.deb」をダブルクリックするとインストールされます。 - ターミナルでインストーラーを実行
sudo intel-linux-graphics-installer
すると、下図のような画面が出てくるので「Begin」をクリック。
すると下図のようなエラーが出るので対処します。
- ディストリビューションの書き換え
エラーはディストリービューションが違うので出ています。
そりゃそうですよねUbuntu14なのに15のインストーラー入れてるんですから。
ということで書き換えます。- パッケージ情報ファイルをバックアップ用にコピー、geditでファイルを開きます。
sudo cp /etc/lsb-release /etc/lsb-release.backup
sudo gedit /etc/lsb-release - geditでパッケージ情報ファイルを書き換え
下記2行
DISTRIB_RELEASE=14.04
DISTRIB_CODENAME=trusty
を15.10になるように書き換えます。
DISTRIB_RELEASE=15.10
DISTRIB_CODENAME=wily
- パッケージ情報ファイルをバックアップ用にコピー、geditでファイルを開きます。
- 再度インストーラーを実行し、「Begin」をクリック
今度はエラーは出ません。
最新のグラフィックドライバーをインストールしてくれます。 - グラフィックドライバーのインストールが終わったらパッケージファイルを元に戻す。
sudo cp /etc/lsb-release.backup /etc/lsb-release
- 念のためPCを再起動します。
以上でグラフィックドライバーを最新にすることが出来ました。
使ってみた感じほんのちょっと速くなってます。体感で1.5倍くらい?
まぁ、良かったです。